短編小説⑪
2021年05月19日
「ゴン、ズズズ・・・、ガッタン」
「あん、あぁああ・・・・・ゴホン、ゴッホンゴホン・・・」
「パッタン」
耳を澄ませてみると、
かすかに響く、物音や、声。
男に緊張が走った。
男 「ぼく以外にも・・・だれかいるのか?」
「コツ、コツ、コツ・・・・」
部屋の前を通りすぎてゆくヒールの音。
蘭様!!
・・・、・・・いや、ひとりだけじゃない。
蘭様と誰かがいる。
不自然な足音。
そのヒトは・・・・・・這って歩いてるのか。
男は胸のざわつきと寒さで縮まり、
体を震わせた。
と、その時。
強いお尻の締め付けで、
ブー、ブー、ブー、ブーと、お尻の中の「栓」が作動した。
びっくりした男は、触って確認しようとしたが、
鎖でつながれているため、
手が届かない。
男 「あ・・・、なんだか変な感じだ。」
バイブレーションの振動とともに、じんわりと温まるその「栓」は、
男がお尻を締めても、力んでも、その絶妙なところにいる。
入ってこないし、抜けもしない。
バイブレーションは5分ほどで止まった。
男はほっとしたのも束の間。
5分間の刺激と冷えで、お腹が・・・
男 「あ・・・辛い。床を汚すわけにはいかない。」
男は震えた手で、黒いケータイを強く握りしめた。
栞
連日の雨で、ちょっぴり憂鬱な栞様です。
皆様元気にしていますか?
6月には出勤の予定ですが、
緊急事態宣言が延期になるのではないかと、心配しております。
今日、黒いレースの生地が届きましたので、明日、マスクを作ろうと思っています。
マスクが出来ましたら、顔に付けてブログに載せますね♪