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栞1_181203_0015

短編小説⑩

2021年05月17日
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短編小説

扉が開いた。



男 「蘭様だ。」

蘭様は男の所持品を部屋の隅に置いて、ゆっくり口を開いた。



蘭様 「このまま、腰をもっと上に、突き出せる?」


男 「こう・・・・・・ですか?」




蘭様は男の所持品から以前男に渡した、黒い携帯電話ともう一つ、
シリコンで出来ていて、直径5㎝「栓」のようなものを手に取った。




蘭様 「今から、コレを君の中に入れる。
     少し痛いかもしれないけれど、我慢しなさいね。」



そういうと、男の菊門に唾を垂らし、
指でなでるように満遍なく、塗り広げた。




またほのかに薫る薔薇の香り、あの時の香り。
蘭様の香り・・・




男 「アッ・・・」


男はびっくんとして、声を漏らす。


男 「恥ずかしい・・・こんな格好で・・・・恥ずかしいです」





蘭様は「栓」のようなものを、ゆっくりと菊門のなかに回し入れた。


少し痛かったのか、男は辛そうな表情をした。




蘭様は男の訴えを無視し、さらに奥まで容赦なく押し込んだ。








蘭様 「排泄をしたくなったら、これで教えなさい。」


黒い携帯電話。



その黒い携帯には、電話番号が一つのみ登録されてあって、
そこにしか掛けられないようになっている。







蘭様はそう言い終えると、薔薇の香りを残し、扉を閉めた。













第6話の終わりに蘭様は何を渡したのか、どうしても思い出せなくて・・
急に、何で渡したのかも、
結局、思い出せず、笑
また思い付きのまま、書かせていただきました。













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Shiori
Posted by Shiori

Comments 1

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愛読者  

即興文士の栞様へ

ここの場面では、唾と栓が、飴と鞭って感じがしちゃってたまらない。電話番号が1つ、たまらないです。何よりも男を四つん這いにさせて…

2021/05/18 (Tue) 00:28

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